天神から西中洲へ歩く

福岡の繁華街天神地区は、西鉄電車の福岡天神駅、高速バスセンター、市営地下鉄天神駅と博多駅に次ぐ福岡の交通の拠点です。老舗デパートやファッションビル、家電量販店、地下街などショッピングを楽しむ人でいつも賑わっている福岡の繁華街でもあります。
そんな天神から歩いて僅か15分程度のところに中州があり、更にその手前に西中洲があります。

南天神に位置する大丸(DAIMARU)福岡天神店のエルガーラ・パサージュ広場をアクロス福岡方面に向かって抜けると天神中央公園が現れます。
アクロスを左に見ながら天神中央公園を進むと小さな橋があり、それを渡ると西中洲に入ります。地理的にはちょうど那珂川と薬院新川に挟まれているエリアで、天神の奥座敷として古くから知られています。

西中洲

西中洲は、歓楽街である中洲とは性格が異なり、大人の社交場という位置付けの場所で、そこには高級和食店、寿司屋、もつ鍋屋、フレンチ、焼き肉店、ショットバーなどが立ち並んでいます。
以前は経営者同士の飲食や接待、或いはクラブに行く前の同伴などに使われる店が多いと言われていましたが、現在では福岡市が推進する天神ビッグバンの影響もあり、観光客の姿も見かけるようになって来ました。僅か2ヘクタールほどの狭い西中洲エリアには、博多の名店が50店舗以上あるともと言われていて、美食家が集う街としても知られています。
狭い路地沿いには飲食店が並び、古い木造の家屋がお店になっていることも珍しくないことから福岡の小京都と呼ばれることもあります。
西中洲エリアのお店の特徴として看板のある店が少なく、その閉鎖感が「大人の社交場西中洲」というブランド力を高めているエリアになっています。

また、福岡市が推進している「天神ビッグバン」エリアに交わる位置に該当するため、街の景観づくりを行政が積極的に推進し、西中洲の街に石畳みの沿道が敷かれました。

昔から情緒と趣のあった西中州エリアは、福岡市の西中洲地区景観誘導街づくり計画やインターネットの普及により、県外の人たちにも認知されるようになって来ました。

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